JA津軽みらい「津軽もも生産部会」の取り組み |
(1) 部会のあゆみ |
|
平成16年に、平賀桃生産組合として、会員12名で発足。平成19年に田舎館地区桃生産組合と合併。平成21年には、更なる生産技術の向上を目的にJA管内の山形地区もも栽培研究会(黒石地区)、津軽みらい農協尾上一般果樹部会(尾上地区)が加わり、津軽みらい農協もも生産組織協議会を設立。平成22年に津軽もも生産部会と改称し、県内初の糖度センサー選果による出荷など「津軽の桃」としてブランド化に取り組んでいます。 |
(2) JA及び平川市の支援 |
|
青森県が行う補助事業の活用はもとより、JAや平川市においても単独事業を創設し、桃振興を強力に支援しています。平成22年度には、部会員37名、栽培面積約650アールと年々増えており、特に20~30代の若い世代の加入が目立っています。 |
(3) 産地化に向けた強み |
|
食味に優れる晩生種主体の生産のため、主産地の販売が終了した端境期に出荷できることから、消費地市場からの引合いが強く、販売単価は300円台をキープし、農家の栽培意欲の向上につながっています。販売先は、主に以前から取引のある浜松市や九州(西九州青果:熊本)の市場に出荷しています。 |
主な作付け品種 |
|
川中島白桃(9月上旬)
300~350グラムの大果で、津軽地方で栽培される川中島白桃の糖度は、センサーを通して11度以上のものを出荷しています。 全体的に濃い紅色で、日持ちも優れ、果汁も多く濃厚な甘みが特徴です。 |
|
|
黄金桃(9月上旬)
果重は250~300グラム程度で、糖度は13~14パーセント程度です。果肉は黄色で果汁、甘味もかなり多く、ほどよい酸味が魅力です。無袋果は紅色で、有袋果では黄色で日持ちが良いのが特徴です。 |
|
|
あかつき(8月上旬)
果重は300~350グラムと大玉で、日持ちが良く、果肉が緻密(ちみつ)で果汁がたっぷり、ジュシーな桃です。果肉の色はほんのり赤く、甘みとコクと酸味のバランスが良いところが特徴です。 |
|
|